お店で売れた商品がネットでは在庫あり。在庫管理の二度手間を減らすには
お店で最後の1個が売れた。ネットショップの在庫も直さなきゃ、と思っていたのに、接客が続いて忘れてしまう。こんなこと、ありませんか?
その間にネットでも注文が入ったら、お客さんに事情を説明しなければなりません。売れるたびに数を直したり、閉店後に数え直したり。在庫の確認だけで時間が過ぎるのは、困りますよね。
まずは店頭用と通販用の数を分ける方法から考えましょう。そのうえで、在庫を自動で共有する仕組みが必要かを判断します。手作業の整理と、有料の在庫連携を使う場合の確認点を紹介します。
1.同じ商品を、同じ名前と単位で数える
色やサイズの違いも区別する
「マグカップ」だけでは、白と青を取り違えるかもしれません。例えばMUG-WHとMUG-BLのような識別用の番号を付け、店頭とネットで同じものを使う方法があります。これは管理用の記入例です。
1個売りと2個セットも分けて考えます。セット商品が売れたときに、単品の在庫をどう減らすかを決めておかないと、名前をそろえただけでは数が合いません。
返品や取り置きも記録する
売れた数だけでなく、取り置き、不良品、返品で戻った商品も分けます。返品されたものが再販売できる状態かを確認する前に、販売可能な数へ戻さないようにしましょう。
2.まずは、販売分を分ける方法もある
少量なら、一つの表で始める
| 商品番号 | 店頭販売分 | 通販販売分 | 取り置き |
|---|---|---|---|
| MUG-WH | 3 | 2 | 1 |
| MUG-BL | 2 | 1 | 0 |
数字は架空の記入例です。白のマグは合計6個あり、そのうち1個は取り置きで販売分には入れない、という管理です。
通販分を別の棚に置くなど、実物でも区別します。店頭分から通販分へ移すときは、両方の数を更新し、合計数が増えていないかを確かめましょう。
更新が追いつかなくなったら連携を考える
一方で、販売分を分けると、店頭には残っていても通販は売り切れになることがあります。振り分け直す作業が頻繁になったら、同じ在庫を共有する仕組みも比較するタイミングです。
3.STORESの在庫共有は、設定とプランを確認する
アカウントを作るだけで共有されるとは限らない
STORES レジの公式機能案内では、ネットショップとの在庫共有を有効にすると、共通の在庫数から注文分を減らす仕組みが説明されています。共有は商品ごと・店舗ごとに設定できます。
同じSTORESアカウントを使うことと、在庫共有を有効にすることを混同しないようにしましょう。公式ではネットショップとの在庫連携はスタンダードプランの機能として案内されています。無料プランで在庫共有までできると考えず、対応プランと料金を確認してください。
「カートに入れたら確保」とは限らない
公式FAQでは、レジのカートへ商品を追加するときに最新在庫を同期し、支払いが完了するまでは、その数量分を在庫から減らさないと説明されています。カートに入れるだけでは在庫確保になりません。
そのため、店頭とネットで同時に最後の1個が売れるような場面まで、在庫共有だけで必ず防げるとは言えません。同期のタイミングや、在庫不足時の扱いを確認しておきましょう。
4.切り替える前に、少数の商品で確かめる
最初の在庫数を実物と合わせる
登録されている数が間違っていれば、連携後もその数をもとに管理されます。切替時点の実物を数え、取り置きや発送待ちを除いて、販売できる数を決めましょう。
確認する場面を決めておく
- 店頭で売れたあと、ネット側の数がどう変わるか
- ネットで注文が入ったあと、レジ側へいつ反映されるか
- 取り消しや返品のとき、在庫をどこで戻すか
- 通信できないとき、販売を続けてよいか
これは導入時の確認項目です。本記事で実機検証した結果ではありません。確認用の操作はサービスの公式手順に従い、意図しない注文や決済を作らないようにします。
5.減らしたい作業と、増える費用を比べる
「毎日何回、在庫を書き換えているか」「どこで間違えやすいか」を1週間ほど記録してみましょう。作業が少ないなら、表と置き場所を整えるだけで運用できる場合もあります。
連携が必要になったら、今のレジやネットショップから移す手間、機器の対応、月額料金まで比べます。STORESの契約と無料・有料の違いは、小さなお店向けSTORESガイドで確認できます。これから通販を始める方は、3商品から準備する通販の始め方もどうぞ。