「結局いくら?」を減らしたい。小さなお店の料金案内の作り方
2026年10月6日公開
「料金は書いてあるのに、毎回同じことを聞かれる」
そんなときは、金額を大きく見せる前に、その横に何が書いてあるか見直してみませんか。
お客さんが知りたいのは、値段だけとは限りません。「何が含まれる?」「あとからお金がかかる?」「この予算で頼める?」まで分かると、注文前の判断材料になります。
この記事では、料金案内の書き方を、記入例とテンプレートで紹介します。問い合わせや売上が改善した実績を紹介する記事ではありません。まずは、よく聞かれるメニューを1つ選んで直してみましょう。
1. 金額の横に「含まれるもの」を書こう
基本料金と追加料金を分ける
たとえば「花束3,300円」とだけ書いてあったら、包み紙や持ち帰り袋も付くのか、迷う人がいるかもしれません。
「花束3,300円。通常のラッピング込み。持ち帰り袋は希望する方のみ110円」なら、何を選ぶと支払額が変わるのかが伝わります。これは書き方のための架空の金額です。
料金表には、次の4つを並べてみてください。
- 商品・サービスの名前
- 基本の金額と、その金額に含まれるもの
- 追加料金がかかるものと、その条件
- 受け取り方や注文方法
お客さん向けの案内例では、支払額を比べやすいように税込の金額でそろえています。送料などが別にかかるなら、そのことも金額の近くに書きましょう。
決められない部分は、見積もりへ案内する
内容によって金額が変わる仕事なら、無理に一律料金を作らなくても大丈夫です。ただ、「詳しくはお問い合わせください」だけでは、何を聞けばよいのか分かりません。
「サイズと仕上げ方で金額が変わります。希望の大きさと用途をお知らせください。作業前に見積もりをお送りします」など、金額を決めるために必要な情報を添えます。
見積もり自体が有料なら、その費用と発生する条件も先に伝えてください。「3,300円から」と書く場合も、その金額で頼める内容を一緒に載せると具体的になります。
2. 記入例:花束の料金案内
店頭で受け取る場合の書き方
以下は説明のために作った架空の例です。実在するお店の料金・サービスではありません。
店頭受け取りの花束:3,300円(税込)
花束と通常のラッピングを含みます。
持ち帰り袋は、ご希望の場合のみ110円(税込)です。
袋ありの合計は3,410円(税込)、袋なしは3,300円(税込)です。
花の種類はおまかせです。色の希望は注文時にご相談ください。仕入れ状況によっては、ご希望に沿えない場合があります。
ご注文時に、用途・受け取り希望日・袋の有無をお知らせください。お店から金額と受け取り日時をお伝えし、ご了承いただいてから注文を確定します。
このメニューは店頭受け取り専用です。
この例では、「基本の内容」「選べる追加」「合計」「注文が確定するタイミング」を分けています。実際に使うときは、自分のお店の受付方法に合わせて直してください。
写真にも、料金が分かる説明を添える
見本写真を載せるなら、「この写真の花束は○円」「サイズの目安は高さ○cm」のように、写真と価格の関係を示してみましょう。
違う価格の商品を同じ見本として使う場合は、その違いが分かる説明が必要です。季節や仕入れで内容が変わるなら、その点も写真のそばに添えます。寸法や内容は実物を確かめてから書きましょう。
3. コピーして埋めるテンプレート
お客さん向けの案内
次の空欄を埋めるところから始められます。
メニュー名:[ ]
基本料金:[ ]円(税込)
含まれるもの:[ ]
別料金になるもの:[項目・金額・発生条件]
合計の例:[基本料金+選んだ追加料金=支払額]
金額が変わる場合:[見積もりに必要な情報と、金額を伝えるタイミング]
注文・予約方法:[ ]
注文が確定するタイミング:[ ]
受け取り・提供方法:[ ]
変更・キャンセルの案内:[条件を説明するページや連絡先]
更新日:[ ]
使わない項目は整理して構いません。ただし、注文によって支払額が変わる条件は残しましょう。変更やキャンセルに料金がかかる場合は、連絡先だけで済ませず、金額や条件を注文前に確認できるようにします。
公開前に、3通りで読み直す
「基本メニューだけ」「追加を1つ選ぶ」「見積もりが必要」の3通りを想像して、読み直してみてください。
それぞれについて、支払額が分かるか、分からない場合はいつ確認できるかを見ます。説明の中で金額が食い違っていないか、古いSNS投稿やメニュー画像が残っていないかも確認しましょう。
AIに文章を整えてもらうなら、こんなふうに頼むといいですよ。
この料金案内で、初めてのお客さんが迷いそうな点を挙げてください。金額や提供内容を勝手に補わず、不足している情報は質問として示してください。
AIの指摘は確認の手がかりです。お店で実際にできることと合っているかは、自分で確かめてから載せてください。
4. どこに載せればいい?
まずは、今ある案内を直す
すでにホームページがあるなら、その料金ページを直すところからで十分です。SNSから案内するときも、最新の料金を確認できる場所を決めておくと、修正先を把握しやすくなります。
料金、営業時間、場所などをまとめて整理したい方は、お店の案内をまとめる手順も参考にしてください。
案内ページを新しく作りたい場合
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料金案内を載せたいだけなのか、注文や支払いも受け付けたいのかで、必要な仕組みは変わります。支払いまで考えている方は、お店の販売・集金をネットで受け付ける前に見ることへ進んでください。こちらも広告を含む記事です。サービスの最新料金や利用条件は、申込み前に公式案内で確認してください。
まずは、よく聞かれるメニューを1つ。「何が含まれるか」「何を選ぶと金額が変わるか」を足すところから始めてみませんか。