SNSからサイトに来た人をどう数える? リンクの記録を始める方法

リンクに入口の名前を付け、SNSのクリック、サイトの訪問、報酬を別々に見ます。

作成:2026年9月25日

投稿を見た人が、サイトまで来てくれたかを知りたい。そのときは、入口ごとに区別できるリンクを用意します。ここではGoogle アナリティクス4(GA4)を使う場合の設計例を説明します。

SNSではリンクが押されているのに、サイトの数字と合わない。どの投稿を続ければいいのか分からない。まずは一つのリンクについて、「置いた場所」と「確認する数字」を決めるところから始めましょう。

この記事は、自分のサイトでGA4の計測が動いている方を想定しています。URLに名前を付けるだけで、GA4未導入のサイトの訪問まで記録できるわけではありません。

1. どの数字を知りたいか決める

クリックと訪問と売上を分ける

SNS側で数えたクリック、サイト側で計測した訪問、広告主が支払いを認めた報酬は、それぞれ別の数字です。SNSの数字はSNSの画面、訪問はGA4、アフィリエイトの成果はASPの画面で確認します。一つの数字で全部を説明しようとしないことが出発点です。

集計期間と時刻の基準もそろえます。今週の投稿のクリックと、先月のサイト訪問を並べても、その投稿の結果にはなりません。データを取得した日も一緒に残します。

同じプロフィールリンクでは投稿を区別できない

複数の投稿から、同じプロフィールの同じリンクへ案内した場合、そのリンクだけでは、どの投稿がきっかけだったかを見分けられません。「Instagramのプロフィールから来た」と「このリールを見て来た」は分けて考えます。

投稿ごとの直接リンクを置ける場所ではリンク名を分けます。置けない場合は、分かる範囲を「プロフィール経由」として記録し、特定の投稿へ無理に割り当てません。

2. リンクに名前を付ける

媒体・種類・企画をそろえる

URLの後ろに付ける「UTMパラメータ」は、入口や企画を区別するための情報です。Googleの公式説明では、utm_source、utm_medium、utm_campaignを付ける方法が案内されています。大文字と小文字は区別されるため、名前を統一します。出典:GoogleのURL生成ツールの説明

次は架空のサイトに付ける例です。本番用リンクではありません。

https://example.com/guide?utm_source=instagram&utm_medium=social&utm_campaign=guide_launch&utm_content=profile

この命名は説明用の提案です。たとえばThreads用ならsourceをthreadsにし、同じ企画には同じcampaignを使う、と決めます。毎回名前を考え直さず、一覧から選ぶと表記のばらつきを減らせます。名前にメールアドレスや読者の氏名を入れないでください。

置く場所ごとに名前を決めておこう

次は、同じ記事を案内する場合の命名例です。無料の通常投稿を想定し、mediumはsocial、campaignはguide_launchでそろえています。

置く場所sourcecontent分かる範囲
Instagramプロフィールinstagramprofileこの共通リンク経由。元の投稿までは特定しない
Xの投稿Aに直接置くリンクxpost_a投稿A用に作ったリンク経由
Xの投稿Bに直接置くリンクxpost_b投稿B用に作ったリンク経由

リンクが別の場所へコピーされた場合も、同じ名前が付いたままです。UTMはリンクの目印なので、その人が実際にどの投稿を見たかまで証明するものではありません。

URLの「?」と「&」を重ねない

まだ「?」がないURLには、最初に「?」を付けます。すでに「?item=1」のような情報があれば、その後ろへ「&utm_source=…」と続けます。同じutm_sourceなどが二重になっていないかも確認してください。手入力が不安なら、末尾の公式資料からURL生成ツールを使えます。

名前は英小文字と数字、アンダースコアなどにそろえると管理しやすくなります。完成したURLは実際に開き、目的のページへ着くことを確認してから掲載します。

実際に置くリンクを記録する

媒体、置く場所、リンク先、付けた名前、掲載日を一組で残します。後でリンク先を変えた場合も、いつ変えたかが分かるようにします。

この記事の例はSNSから自分のサイトへ案内するリンクです。サイト内の移動リンクや、ASPから発行された報酬リンクへ、一律に同じ文字列を足す作業ではありません。既存のリンクを変更するときは、そのリンクの役割と条件を確かめます。

GA4ではどこを見る?

「トラフィック獲得」で入口を見る

  1. 対象サイトのGA4を開き、確認する期間を決めます。
  2. レポートの「集客」から「トラフィック獲得」を開きます。見当たらない場合は、レポート名で探してください。
  3. 表の分類を「セッションの参照元 / メディア」にして、instagram / socialなど、付けた名前を確認します。
  4. 企画を見たいときは「セッション キャンペーン」でguide_launchなどを確認します。
  5. 期間・分類名・セッション数を一緒に記録します。

項目名や配置は画面の設定で異なることがあります。utm_contentで分けたpost_aなどまで確認したい場合は、「手動キャンペーン」レポートで「セッションの手動広告コンテンツ」を確認します。表示できないときは、取得できた参照元やキャンペーンまでを記録し、投稿別の数字は未取得とします。

セッション数をそのまま人数と呼ばない

セッションは、サイトでのひとまとまりの利用を数える単位です。同じ人が別の時間に訪問することもあるため、セッション10件を「10人が来た」と言い換えないようにしましょう。SNSのリンククリック数とも、数える対象が違います。

3. 動作確認と読者の反応を分ける

テスト用の名前で確認する

動作確認では、たとえばcampaignをinternal_testにした専用リンクを使い、確認日時も残す方法があります。これはテストを識別するための名前です。名前を付けただけで、GA4全体の集計から自動的に除かれるわけではありません。

リンク先が正しく開くことと、GA4に意図した名前で記録されることは別に確認します。公式説明では、トラフィック獲得レポートでセッションの参照元・メディアやキャンペーンを確認できます。出典:カスタムキャンペーンの確認方法

不明な流入を推測で配らない

数字が一致しない場合は、まず期間、対象リンク、テストの混入、計測できた範囲を確かめます。原因が確認できなければ「不明」と残します。足りない分を、見た目で反応がよかった投稿へ割り当てないようにします。

最初は一つの入口から始めて構いません。「置いたリンク」「確かめた画面」「取得した日」を残せる状態を作り、その後に媒体や企画を増やすと、数字の意味を追いやすくなります。

一つのリンクから記録を始める

コピーして使う記録用ひな形

掲載日:
媒体・リンクを置いた場所:
投稿URL(プロフィール共通なら共通と記載):
リンク先URL:
UTM付きURL:
source / medium / campaign / content:
集計期間・タイムゾーン:
数字を取得した日時:
SNSのリンククリック数:
GA4のセッション数(絞り込んだ条件):
テストアクセスの扱い:
ASPの発生成果:
ASPの確定報酬:
分からない点:

取れなかった数字は「未取得」、計測を始めていなければ「未計測」と書きます。画面で0件と確認できたものだけを0にしましょう。ASPで投稿別に区別できない成果は、無理にこのリンクの成果として埋めません。

比べる期間もそろえる

投稿当日の数字と、公開から一週間たった投稿の数字をそのまま比べないようにします。例えば「公開後7日間」でそろえ、取得日を残す方法があります。件数が少ないうちは、一度の差で良し悪しを決めず、記録を増やしていきましょう。

クリックと訪問が合わないとき

確認する順番

  1. 同じ期間・同じリンクを比べているか。
  2. SNS側の数字が「リンククリック」なのか、画像表示なども含む別の反応なのか。
  3. 公開したリンクに、予定どおりの名前が付いているか。
  4. リンク先でGA4が動いているか。テスト時の記録と照らし合わせる。
  5. 自分の動作確認が混ざっていないか。

クリック数とセッション数の差を、そのまま「途中で離れた人数」として計算しないでください。計測の条件を確認しても原因が分からなければ、不明として残します。

Search ConsoleでSNSの反応は分かる?

Search Consoleの検索パフォーマンスは、Google検索での表示やクリックを見るためのものです。SNSから来た訪問の確認はGA4などと分けて考えましょう。検索クリックが増えたことだけでは、SNS投稿の効果とは言えません。

売上まで追うときの数字の分け方は、アフィリエイトの成果を記録するガイドも参考にしてください。

この記事について・出典

この記事は計測の設計例です。URLや命名は説明用で、無人ラボの全SNSリンクに設定・検証済みという実績報告ではありません。

公式資料確認:2026年10月16日。画面や仕様は変更される場合があります。

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